雨庵

Edo Komon: The hail



鮮やかな青碧色の地に、ほわりと丸く浮かぶ霰が新鮮な江戸小紋。
甘くポップな印象ながら、すっきりとシャープな大人っぽさを感じるのは
光の加減で浮き上がる菱の地紋の効果でしょうか。

裏は綺麗なライムグリーン。和名で言うと、澄んだ鶸色。
単衣の出番も長くなり、3月末ごろから秋は11月くらいまで
袷ではなく、単衣を纏いたい日も多くなりましたよね。
そういった、袷の着物の方とも同席する可能性のある時期でも
裏が綺麗な色の単衣なら、八掛のような印象で違和感がありません。
もちろん、いわゆる単衣の季節にも、身体の動きにつれて翻る綺麗な色は
見る人の目も、自分自身の気持ちも楽しませてくれます。


《　制作／東京染　伝統工芸士　岩下桜佳　》
Ohka Iwashita / Master of Traditional Craft - Tokyo Some Dyeing Artist


背に1つ紋を入れると、よりフォーマル感が増して
お茶席などにもぴったりな装いになります。
家紋の縫紋でもよいですし、遊びの着こなしもしたいなら
オリジナルの洒落紋にすると、よりいっそう帯合わせの幅が広がります。

セミフォーマルからカジュアルまで、帯合わせ次第で
さまざまな着こなしを楽しんでいただける一枚です。

雨庵にてお買い上げのお客さまには、袷の場合はオリジナルデザインの柄八掛or羽裏を
単衣の場合はオリジナルデザインの背刺繍紋を、特典としてお付けいたします。

※デザインに関してはお任せいただきます。

※反物のみでお求めの場合、八掛も反物の状態でお納めいたしますが
ご購入確定後の発注となりますので、3週間ほどお時間をいただきます。
単衣の場合は刺繍紋を入れてからのお納めとなりますので、同様に
約3週間ほどお時間を頂戴いたします。ご了承下さい。

※ご不要の場合は、その旨を備考欄よりお知らせいただければと存じますが
その場合も価格は変わりませんのでご了承下さいませ。


※お仕立て代には、お仕立て代（国内総手縫い）、裏地代など付属品代、ガード加工代が含まれます。



The Edo komon, characterised by its delicate patterns, strongly reflects concept of "beauty" in that era. The beautiful impression is of gently rounded hail on a bright blue-green base. The design is pop and playful, but also offers a cool, mature presentation.

This is an enchanting fabric that looks vary on the light and the distance to the other person.

The fresh light green lining gives a peace of mind.

There are two types of kimono: lined (Awase) and unlined (Hitoe). We use these according to season and temperature.

This kimono is "Hitoe(single)", but looks like ”Awase(double)” as the back side is beautifully colored. It is very usefull and can be used for a longer season.

The beautiful color in their various movements is eye-catching and puts you in a good mood.

A crest on the back gives a formal look. This is an appropriate attire for tea rooms and other occasions.

Uan original, stylish crest, the range of obi matching options can be expanded.

This is a piece that can be worn in a variety of ways, from semi-formal to casual, depending on the matching obi.